不妊症・男性不妊 男性不妊の要因 精子の基準値 検査では精子数と運動率を主に重要視されますが、１回のみの検査値で断定するのではなく数回受診することをお勧めします。
また医療大学機関の報告によると、平均３５歳の男性５６４人の精子を検査したところ９７名（１７％）もの方が基準値を下回っていました。この結果は検査機関の関係者にとって異常な数値として認識されており、現在は男性の精子の質が一昔前と比較して確実に低下していると言えます。 性機能障害について 性機能障害とは、性的刺激 → 性欲発来 → 陰茎勃起 → 性交 → 射精 → オーガズム → 陰茎弛緩（萎える こと）の過程に問題があることを指します。 ED（勃起不全） 勃起障害とも言われ、勃起機能低下を意味しており「性交時に十分な勃起や維持ができず、満足な性交が行えない状態」をさします。 射精障害 勃起が起きても正常な射精が出来ない状態をさしており、陰茎に送られるべき精液が、膀胱内に送られてしまう「逆行性射精」や、先天的な要因もしくはかぶれや外傷などにより、尿道管の一部が狭窄してしまう「尿道狭窄」などが挙げられます。 ゴナドトロピン分泌不全 ゴナドトロピンの分泌は思春期の二次性徴（男子の声変わりや、女子の排卵や月経の始まり）の要因でもあり、ゴナドトロピンの分泌が障害されると性的発達がみられなくなります。
分泌不全によって、精巣・陰毛の発育不良、乏精子症ないし無精子症等の原因になります。

• ゴナドトロピンの分泌低下に伴う造精機能障害（FSH,LH分泌異常、下垂体腫瘍）
• クラインフェルター　染色体異常（2-3%）
• 感染症：流行性耳下腺炎
• 精索静脈瘤（40%位不妊に関係するという）高温環境（発熱、熱風呂）
• 抗精子抗体による造精障害（6%）
• 喫煙・飲酒・コーヒー・電磁波の影響

漢方で男性不妊を改善しよう！ 東洋医学では男性の精子の状態を「魚」と「川」に例えて表します。
川の環境が魚の生態に大きく影響を与えるように、男性不妊においても同様に環境の改善をしていくことが大切になります。 男性不妊の対策案 男性不妊の改善には症状に合わせて治療方法を変えてみることも解決の近道になります。
以下は症状に合わせて相談できるチャートになります、不妊治療の参考にお使いください。 妊活に対して漢方だからこそできること 漢方医学でいう「腎」は、腎精という生命エネルギーを作り出す臓器です。
女性では、この腎精が充実していると、生理が安定しやすく（周期や基礎体温、排卵など）なります。
男性では、精子の数や質を高めたり、意欲減退の改善を行います。
そのため「腎を元気にしてあげる」ことが、漢方での不妊症に対するアプローチになります。
現代では働きすぎや睡眠不足などのライフスタイルの変化、それによるストレスの蓄積、また食品添加物や環境汚染など様々な要素が「腎の充実」の妨げになっています。 また独協医科大学埼玉医療センターの研究では、精子の数や運動率が正常でも精子のDNAの損傷率が高いと受精しにくいという結果や、35歳を年齢を境に受精能力が低下する傾向があるという報告がされています。
漢方によって男女ともに体の機能（腎精）をしっかりと高めることで、ご夫婦共に妊娠しやすい体づくりのサポートをいたします。
ご相談の際は是非夫婦でご来店ください。