○飲む点滴薬
麦味参顆粒は漢方の本場中国では「生脈散」と呼ばれ、７００年以上前から変わらぬ配合で、滋養強壮や疲労回復に使われてきた代表的なお薬です。現在でも中国では「夏バテ」の点滴薬として使われ「即効性の元気剤」として人気のある漢方薬です。下の写真は中国の研修時に、現地から持ち帰った生脈散の点滴用アンプル剤です。

○元気の源「朝鮮人参（高麗人参）」に含まれる「サポニン」
麦味参顆粒には「万病の霊薬」と呼ばれ重宝されてきた朝鮮人参を多く含みますが、その朝鮮人参にはあらゆる栄養素が豊富に含まれています。その中でも注目すべきなのが、サポニン。サポニンはさまざまな植物に含まれている成分ですが、朝鮮人参は圧倒的な量を含んでいます。さらに、朝鮮人参だけが持つ種類のサポニンも存在します。これらのことから、朝鮮人参のサポニンは特別に「ジンセノイド(有効成分の集合体)」とも呼ばれています。
ジンセノサイドには、疲労回復作用、精神安定作用、血行促進作用、抗炎症作用などがあることは知られています。また、抗糖尿作用、癌細胞増殖抑制作用、記憶学習機能改善作用も確認されて注目されています。
高齢者にとっては、動脈硬化による血流悪化が改善され、心臓の負担を下げながら心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症予防に効果があると言われます。
また、中性脂肪やコレステロールの値を下げ、血糖値や血圧を下げることも確認され、生活習慣病の予防への効果も期待されています。
さらに、鎮痛や精神安定等の作用もあり、更年期を迎える女性が抱える冷え性、頭痛、肩こり、イライラ、不眠などの複雑な症状の緩和にも役立ちます。