漢方薬に用いられる生薬は普段なかなか目にしないものも多いですが、そこらへんに普通に生えているいわゆる雑草にも薬になるものが多くあります。

白くかわいいお花をつけているこのドクダミもその一つです。
このドクダミは当店第２駐車場にある看板下のコンクリートの割れ目から毎年この時期になると顔をみせてくれます。
これを乾燥させて煮出して飲めばドクダミの薬草茶のできあがりですが、散歩中のワンちゃんの縄張りになっているみたいなので、眺めているだけにしています。

ドクダミは生薬名を十薬（じゅうやく）、または魚腥草（ぎょせいそう）といいます。
十種の効果があると言われていることから十薬という名で呼ばれているのですが、その名の通り、便秘、高血圧、吹き出物やアトピー性皮膚炎などの皮膚病、むくみ、ちくのう、糖尿病予防などいろいろな効能があることから万能薬とも言われます。
デトックス作用があり、体の毒出しをしてくれます。
ドクダミの名の由来は独特なにおいから毒が溜まっているようだということで「毒溜め」→「ドクダミ」と呼ばれるようになったそうですが、毒が溜まっているどころか、むしろ体の毒素を排泄する働きを持ちます。
だいたい苦い物や独特の香りのするものは毒出し効果が高いものが多いです。

ただし、冷えが強い方や下痢症の方などには合わないかもしれませんね。

漢方で体作りされ、無事出産されたお客様がかわいいお子さんを連れてきてくれました！
一発ＯＫでこのかわいい笑顔！たまりません。
なんと、現在生後8か月なのにもうおまるで用を足すというから驚きです。

妊娠のご報告があってから、その後無事生まれたのかなー？どうしてるかなー？と気になっていることも多いので、こうやって直接お顔を見れるととっても嬉しいですね。

お母さんはとっても楽しい方でついいろいろお話してしまいますが、実は産後どんどん体がしんどくなり顔色が悪くなってきたということで、忙しくて漢方を少しお休みしていましたが、再び飲み始めることにしました。
「漢方飲んでいるときは顔色がパーッと明るくなって、人にも、化粧品変えたの？なんて聞かれるんですよ」と嬉しそうに話してくれました。

お母さん業は身を削る日々ですが、自分のことはついつい後回しになってしまいますよね。
寝たいときに寝られないし、休みたいときに休めない、自分の時間など1分たりともありません。余裕をもって子供に接するにはお母さんの体調管理も重要ですよね。
世のお母さんはみんなすごい！

「読んで知って暮らしに漢方」
これまで北國新聞の「丈夫がいいね」シリーズに何度も漢方を取り上げていただきました。
当店が取材された記事2009年〜2011年分にお店の紹介や体験談を加え一冊にまとめました。漢方についてや様々な症状に対して漢方の有効な用い方など分かりやすく掲載されています。店頭に配置してありますのでご自由にお持ちくださいね。

先日当店にて、ＨＡＢ（北陸朝日放送）で平日14時から放送中の番組「2時はドキドキ５ｃｈ」の収録が行われました。
今回は2回分まとめての収録でした。毎月1回漢方で健康をテーマにした内容をお送りする予定です。
5月は「漢方ってどんな風にして体の状態を診ていくの？」という疑問にお答えします。6月は梅雨時期に多い湿病についてです。湿度が人体に及ぼす影響についてお話します。湿病はむくみや下痢、食欲不振、むくみ、頭重感、偏頭痛、皮膚病、関節痛なども関係します。
放送日は5月10日、6月7日ｏｒ１４日（未定なので確定次第更新します）の予定です。
ぜひご覧になってください。