今年初ウド。わかめ、ホタルイカとともに辛子味噌でいただきました。
加熱してきんぴらや味噌汁にしても美味しいですよね。

「ウド」は生薬名「独活（どっかつ）」といって、関節痛や腰痛、足の痛みやしびれなどにいいんですよ！

【性味】微温、辛、苦い
【帰経】肝、腎、膀胱

働きとしては「去風徐湿止痛」といって、関節にたまった余分な水分を取り除き、痛みを和らげます。

漢方薬で使う時は、蒸してから乾燥させて、その他の生薬と組み合わせます。
当店で、慢性的な足腰の痛みやしびれによく用いる「独歩顆粒（どっぽかりゅう）」にも独活が使われています。独活の他には15種類の生薬が配合された漢方薬です。

春は自律神経の働きを調節する酸味を摂るといいので酢の物や酢味噌などにしてもよいですね。

去年の7月に元気な男の子をご出産されたお客様が、生後7か月になるお子さんと一緒にお店に来てくれました！！

「無事子供ができて、産めたのも漢方のおかげだよね」ってご夫婦で言ってくださって、嬉しい限りでした〜！

初来店はH29年3月。
当時30歳。結婚2年。片側卵巣にチョコレート嚢腫。卵管に癒着あったが、処置済み。
寒がりで冷え性。風邪をひきやすい。生理前後の頭痛。むくみ。爪が割れやすい。
ここ2年ほどは生理痛があり。
生理周期は28日。生理の血の色は暗い。基礎体温はがたつきがあり、高温期が9日と短め。
舌が紫色。やや黄みのある厚めの苔。
お菓子、冷たいもの大好き。お酒、たばこ、コーヒーはなし。

暗い色の経血、チョコレート嚢腫、頭痛、生理痛、紫舌は強い瘀血（オケツ：血流障害）のサインです。冷えも強いため、冷えを取り除きながら瘀血をしっかりと取り除く漢方薬を組み合わせて提案しました。日々の生活についても一通りお話をしました。

当初は、「えー！！そんなの無理！！コーラやめれない！」なんておっしゃっていましたが、実はとっても真面目、やるべきことはしっかりやる方で、漢方薬の飲み忘れはほとんどなく、大好きだったコーラをやめて、冷たいものもやめ、毎朝菓子パンやドーナツだったのをご飯食に変え、当店にも毎月通ってくださいました。

体作りを始めて2か月後にはガタガタだった基礎体温が安定し、高温期も伸びてきました。
高温期は12日以上あるのがベストです。短いと着床しにくいからです。
食事も気を付けていたため、黄色く厚めだった苔もなくなりました。
苔はうっすらと生えている程度が正常。分厚かったり、黄色かったりするのは食べ過ぎや甘いもの油濃いものなどの摂りすぎ、胃腸機能の低下、老廃物や余分な水分のため込みのサインです。

体作り4か月目には高温期が13日に伸びました！
経血がきれいな赤色になり、痛みは軽くなりました。
ご主人の精子の数が少しよくなかったので、ご主人にも精子を増やす、元気にする働きのある漢方薬をお渡ししました。

その後、体外受精を試みるも、卵巣が癒着していて一つは体の後ろ側に位置がずれており、その卵巣からはうまく卵子が取れないため苦労していましたが、4回目の採卵でうまくいき、11月に陽性判定！12月に心拍確認！

とっても嬉しかったです！！

つわりもひどかったため、妊娠が分かってからはしばらく連絡が途絶えていて久しぶりだったのですが、産後貧血がひどいようで、やたらと寒い、しびれもあり、頭痛がして吐くとおっしゃっていたので、きちんとご自身の体を立て直しましょうということでいろいろとお話させていただきました。

プレゼントで差し上げた絵本をジーッと見入っています。
7か月だし、泣いちゃうかな？！と思いつつ抱っこしてもニコニコ！

お子さんはとっても元気！ですが、お母さんの体がちょっと心配です。身を削る日々ですから、早く立て直して元気回復してほしいです！

お客様から、「かきもち」の差し入れを頂いちゃいました
無添加で、とても人気のものだそうです。

かきもちの原材料はもち米。
もち米は温性で体を温めやすい食材です。

【性味】温、甘
【帰経】脾、胃、肺
【働き】�@補中益気、健脾止瀉　�A固表止汗

まだまだ寒いこの季節には、良い食材ですし、冷え性の方にもオススメです！
疲労回復に良いので、冷え性で疲れやすい方にも◎

また下痢や頻尿・夜間尿にも効果がありますので、慢性的な方はお餅やせんべい、おこわ（赤飯の場合、あずきは利尿作用があるので注意です）、日常のご飯にもち米を混ぜて摂取しても予防に繋がりますよ。
消化に負担のかかりやすい食材でもあるので、胃弱、小さいお子さんへの食べ過ぎにはご注意を！
消化促進作用のある大根おろしと一緒に食べるのも良いですね！


注意点としては、温性の食材なので、熱疾患であるニキビや湿疹、アトピー、のぼせや蓄膿症、気管支炎の方は悪化しやすいので気をつけましょう。

また、熱性の便秘の方（便が硬くてコロコロ、ほてりやすい、喉が乾きやすい、辛いものが好き、尿や代謝物が黄色いなど）は、食べすぎると便秘が悪化しやすいので、控えめにするか、あずきと合わせて食べるとオススメです。

あずきの外皮にに多く含まれる食物繊維が便通を良くする効果があるので、なるべく粒あんのお汁粉や大福で摂取するととGOODです！！

40歳の女性、5ヶ月の赤ちゃんを連れてきてくれましたー！
昨年10月に2500gでお生まれになった元気な男の子です。

1人目の妊活の際も当店を利用していただき、2人目も無事着床・出産されて心から嬉しい限りです。

2017年7月のブログ（→http://kocyoudou.com/blog_k1451521473.html）にも出産報告を書かせて頂きましたが、

来店当初は

・軽度の糖尿病
・ベーチェット病（膠原病）
・卵管の癒着

など、様々なトラブルを抱えながらの妊活でした。
決して簡単な道のりではありませんでしたが、漢方初めて半年間しっかりと体を整えて、その後１回目の体外受精で着床されました。


出産後、あまり母乳が出なかったこともあり、7ヶ月から早めの妊活を再開。
ご本人も38歳という年齢をかなり気にされている様子で、1日でも早く体外受精に臨みたいとの思いでした。
出産直後の体は決して万全ではないことをしっかりと説明させてもらい、まずは体作りを優先することに納得して頂きました。


とはいえ、はやる気持ちはなかなか抑えられず、基礎体温もあまり安定していない中での1回目の体外受精はうまく着床できず。
ご夫婦の人生プランも踏まえて、次を体外受精を最後と決めた中で、

まさかの自然妊娠！！！！！

最後の体外受精を前にできることは全てと思い、夫婦間の営みについてもう一度見つめ直す目的で、排卵期だけのタイミングだけでなく全周期通して夫婦の営みの回数を増やすことで子宮・卵巣の刺激になることや、精子の定期的な排泄で活性化につながることをアドバイスさせてもらいました。

そうした中で、次の採卵・移植のご連絡かと思いきや、妊娠報告を受け大喜びしたことを覚えています。

こちらのお客様は最初の検査で卵管癒着と診断され、自然妊娠を全く期待しておらず、その後の夫婦の営みは皆無に等しかったそうです。

西洋医学的な「タイミング療法」は、ホルモン値を見たり、排卵しているかなどチェックしながら自然妊娠を促す治療もありますが、大事なのは「夫婦間のタイミング」を見過ごさずに、正しい妊活をすることがとても大切になります。


「排卵期にだけタイミングを取ることを止めて、気持ちのままに身を委ねたら直ぐに自然妊娠した」
「毎日夫婦で一緒にお風呂に入るように努力したら、お互い自然と気持ちが高ぶり自然妊娠した」


などの報告もあり、こういった点は日本人のすごく苦手なところとも言えます。
夫婦がお互いに上手にアピールするよう努めることがとても大事ですね。


卵管の癒着に関しても実際にお腹を開いてみないと分からないことも多く、根気よく活血・破血作用の漢方薬を服用したこと、1人目の出産による子宮の刺激、体重の減少などもうまくあいまって今回のように良い結果をもたらしたと思われます。

年齢的にも早く家を建てたいからと、2人目をすごく悩んでいらっしゃったご主人も、今後は安心して子供部屋を2つにして設計ができそうですね。

「いやー、本当に漢方のお陰です！！！」と

旦那様からの伝言に、私たちスタッフも心から嬉しいひと時でした。

大好きなお赤飯！
をお客様からたくさんいただきました。
嬉しいです〜ありがとうございます！

小豆は生薬名「赤小豆（せきしょうず）」といって、漢方薬や薬膳には欠かせない優れた力を持っています。

体に溜まった余分な水分を排泄する力があるため、むくみや下痢、によく、膿取りとしても用いられます。

舌をみてべっとりと苔がついている人や、舌自体が大きくなっている人は、たとえむくみがなくても体に余分な水分が溜まっている可能性があります。
小豆を食すとなんだか体が軽くスッキリとするかもしれません。
でも、たくさんの砂糖と煮た「あんこ」になってしまうと、この効能は全くなくなってしまいます。
小豆粥や小豆スープ、などがより効果的でしょう。

そして、舌に苔がなくツルツルで、舌にひび割れがあり、口の渇きや皮膚の乾燥があるタイプは体に水分が足りないので、小豆の食べ過ぎには注意しましょう！

漢方で妊活をされて、無事ご出産された方がお子さんを連れて遊びに来てくれました！！

初来店はH28年10月。

この時、タイミング療法1年、体外受精2回。
喘息、アトピー性皮膚炎。
生理周期は20日。基礎体温は高め。AMH0,86。
仕事が忙しくストレスが多い。舌の先が赤い。

生理周期が短くなり、基礎体温が高くなっているのは、卵巣機能低下のサインです。
この方はご来店時は低温期が36.7付近と、高温期並みの高さ。
また、生理周期が20日ととても短く、排卵があったとしても良い卵ではないと言える状態でした。
責任あるお仕事をされており、とても多忙なご様子で、舌診をしてみると舌の先が真っ赤、精神的に負担がかかっている様子がうかがえました。

まずは、良い卵子を確保するためにこの状態を整える漢方薬を組み合わせました。
一か月後には、0.2度ほど体温も下がり、2か月後には生理が23日できて、3か月度には26日になりました。
1日伸びるだけでもすごいことであり、とても意味のあることなのです！！
漢方薬は1〜2か月おきに問診をして、途中、皮膚の痒みがあった時期もあるため、その都度飲み方は調整しました。
採卵時期、戻す時期などはまた飲み方を変えるため、2週間でご来店してもらうこともありました。

その後、4回採卵し、2回目の体外受精で着床！！

報告を受けたときはとても嬉しかったです。

しばらく出血が続いていたため、仕事を休み、治まったら出勤、するとまた出血、を繰り返していたので、安定期まではお休みすることになり、思い切って役職も変えてもらったようです。
妊娠期の出血トラブルはよくあります。
受精卵からの出血の場合は難しいですが、そうでない場合、漢方でも守れることがあります。この方にも積極的に飲んでもらいました。

そして、H30年8月に無事元気な男の子をご出産！！
6か月になりますと、一緒に会いに来てくれました！！
当店は2回目以降はネットから予約できるのですが、予約表でお名前を見たときに、
もしや！と胸が高鳴りました。

なんとかわいい表情をしてくれることでしょう〜。
これからの成長が楽しみです。

今妊活に頑張っている方々にもこの幸せが連鎖しますように。