2018.10.05　栗の薬膳的効能

栗をいただきました〜！
この時期にしか食べられない栗！大好きです。

せっせと剥いて、剥いて、やっぱり栗ご飯ですよね。
小さい頃はこの時期はおやつが栗、ということもよくあって、湯がいて半分に切った栗がテーブルにぼーんと置いてあったので、スプーンでくり抜きながら時間をかけて食べていた記憶があります。

栗はどんな働きをもつのでしょうか？
栗の薬膳的効能を紹介します。

【性味】温／甘
【帰経】脾、胃、腎
【働き】�@補脾止瀉（胃腸機能を高めて下痢改善、疲れ、食欲低下にも◎）
　　　　�A補腎強筋（足腰のだるさ、咳、喘息、頻尿、夜尿に）
　　　　�B活血止血（鼻血、吐血、血便などの出血に）

性質は温なので、体を温めます。味は甘味。甘味は滋養作用があります。
そのため、栗は補気作用があり、主に胃腸や腎の力を高めます。
胃腸の弱い方、下痢しやすい人、食が細い人、疲れやすい人によい食材です。
便秘の方は食べすぎには注意しましょう。
腎気も高めるので、喘息や頻尿などのトラブルにも用いられます。
止血作用も持つのは驚きですね。

五行説の考えでは黄色は五臓では脾（消化器系）にあたります。
とうもろこし、芋類、穀類、など黄色いものには胃腸の気を高めるものが多いんですよ！

渋皮にはタンニンが含まれているので、本当は食べるとよいのでしょうね。

ご家庭で胃腸の弱いお子さんなどいらしたら、ぜひこの時期栗を食べてみてくださいね。